キャンプ、車中泊ブームで増えるポータブル電源
近年のキャンプや車中泊ブームのおかげでポータブル電源の種類はどんどん増えています。
いろいろな企業から魅力的なポータブル電源が次々と発売されているのが現状です。
いまやアウトドアを嗜む人々の必需品と言えるのではないでしょうか?
しかし容量の多いポータブル電源はお値段もそこそこお高い…
種類が多くてどのポータブル電源を購入していいかわからないという人のために、徹底的にポータブル電源のことを調べたのでご紹介します。
初心者でも分かるポータブル電源選びの基礎知識
まずは下の画像をご覧ください。
いろいろ説明が書かれていますが、正直言ってこんなこと書かれていても初心者の方々は何のことかわかりませんよね?
でもご安心ください、わかりやすいように簡単に説明いたします。

ずばり見るべき点は全部で3つ!
それは①波形②容量③出力(定格出力)
この3つのみです!わかりやすいでしょう!
では再びさっきの画像を見ながら説明しましょう。
①波形
まずは波形について説明します。
電流の波形には種類があり「正弦波(純正弦波)」「修正正弦波」「矩形波」などの種類がありますが、
詳しく説明しても難しくなるだけなので、これだけ言わせていただきます。
「正弦波(純正弦波)」の物を購入してください!
家庭用の電化製品の多くは正弦波で動いているので、迷うことなく正弦波のポータブル電源を選んでください。
ただ最近のポータブル電源のほとんどが「正弦波(純正弦波)」なのであまり意識する必要もないと思いますが。

②容量
ポータブル電源の容量表記には「mAh」と「Wh」という単位があります。
ですがポータブル電源を比較する際に気にするのは「Wh」の方だけで十分です。
単純に「Wh」の数値が高い方が容量が多いということです。
下の画像のポータブル電源ですと「1002Wh」の部分が容量の表記になります。

③出力(定格出力)
電化製品にはそれぞれ「消費電力」があります。
自宅でも電化製品を複数同時に使いすぎるとブレーカーが落ちてしまいますよね?
ポータブル電源にも使用できる電力に限度があり、それが「出力(定格出力)」になります。
使用する電化製品の「消費電力」がポータブル電源の出力を超えてしまうと、
電気が送れなくなってしまい、動かなくなります。
下の画像のポータブル電源ですと、消費電力「1000W」までの電化製品なら安定して使えるということになります。
1000Wというと、電気ポットがギリギリ使えるくらいの出力ですね。

ちなみに「瞬間最大2000W」と書かれていますよね?
これは文字通り瞬間的に出すことのできる電気が2000Wまでという意味です。
あくまで瞬間的にしか出せないので、ポータブル電源選びではあまり重視する必要はありません。
基本的な「出力(定格出力)」をもとにポータブル電源を選んでください。
おすすめポータブル電源
それでは上述の基礎知識を踏まえたうえで
定番から新商品まで、おすすめのポータブル電源をご紹介しましょう!
①Jackery ポータブル電源1500

まず初めにおすすめするのは、ポータブル電源の定番中の定番メーカー「Jackery」のポータブル電源
その中でも定格出力1500Wの物です。車中泊で使用するポータブル電源でこれだけ出力が高いものだと便利この上ないです。
電気ケトルが使えれば簡単にお湯を沸かすことができ、カップラーメンやインスタント商品の暖めにも利用できます。
お湯を沸かすことが出来る、と言うことが車中泊では必須と言えるかも知れません。
容量 | 1534.68Wh |
定格出力(最大出力) | 1800W(3600W) |
出力ポート | AC100V 3口 シガーソケット 1口 USB-A出力ポート 2口 USB-C出力ポート 1口 |
波形 | 純正弦波 |
重量 | 16kg |
メーカー公式サイト | https://www.jackery.jp/ |
②Smart Tap ポータブル電源 PowerArQ Pro

こちらも定番メーカー「Smart Tap(スマートタップ)」
その中でも最大容量、最大出力を誇るポータブル電源です。
定格出力1000Wのため電気ケトルは使用できませんが、小型のIH調理器が使えるためお鍋でお湯を沸かすことが可能です。
Smart Tapのポータブル電源はおしゃれなカラーで女性人気も高いのがポイントですね。
容量 | 1002Wh |
定格出力(最大出力) | 1000W(2000W) |
出力ポート | AC100V 3口 シガーソケット 1口 USB-A出力ポート 2口 USB-C出力ポート 2口 |
波形 | 純正弦波 |
重量 | 10.4kg |
メーカー公式サイト | https://sm-tap.com/ |
③Anker PowerHouse II 800

モバイルバッテリー販売では世界トップクラスのメーカー「Anker」
そんなメーカーから発売されているのが「PowerHouse II 800」です。
知名度のあるメーカーだけに品質や保証に安心感が持てますよね。
こちらのモデルは定格出力500Wとなっており、使用できる電化製品に限りがありますが、その分お値段が安く出費を抑えることが出来ます。
主な用途は冬の電気毛布や車載用冷蔵庫と言ったところでしょうか。
容量 | 778Wh |
定格出力(最大出力) | 500W(1000W) |
出力ポート | AC100V 2口 シガーソケット 1口 USB-A出力ポート 4口 USB-C出力ポート 2口 DC出力ポート 2口 |
波形 | 純正弦波 |
重量 | 8.3kg |
メーカー公式サイト | https://www.ankerjapan.com/ |
④BLUETTI EB70

こちらの「BLUETTI EB70」はリン酸鉄リチウム電池という新技術を用いたバッテリーを搭載しています。
リン酸鉄リチウムの特徴を簡単に説明すると①高い安全性②長寿命③低温に強い
ということです。
①高い安全性…リン酸鉄は燃えにくいため発火する恐れが低い
②長寿命…繰り返し充電を行える回数が他のバッテリーと比べ多い
③低温に強い…マイナス20℃の環境でも使用可能
本体上部にワイヤレス充電エリアが搭載されており。
ワイヤレス充電に対応したスマホであれば、上に乗せるだけでワイヤレス充電を利用することが出来ます。
iPhone12の充電も出来るとのことです。
さらにこちらのバッテリーは複数カラーがありデザインもオシャレ。
しかも大人気アニメ「ゆるキャン」とのコラボバッテリーも発売されています。
容量 | 716Wh |
定格出力(最大出力) | 700W(1400W) |
出力ポート | AC100V 4口 シガーソケット 1口 USB-A出力ポート 2口 USB-C出力ポート 2口 DC出力ポート 1口 |
波形 | 純正弦波 |
重量 | 9.7kg |
メーカー公式サイト | https://www.bluetti.jp/ |
⑤EcoFlow ポータブル電源 EFDELTA

最後にご紹介するのは
国産メーカー「EcoFlow Technology Japan株式会社」が発売する怪物ポータブル電源です。
これまで紹介したポータブル電源の中でも最高クラスの容量と出力を誇ります。
国産メーカーというのも安心感がありますよね。
しかもこのメーカーの発明した別のポータブル電源「EcoFlow DELTA Pro」が、アメリカのメディアTIME誌が選ぶ「2021年の発明ベスト100(THE BEST INVENTIONS OF 2021)」に選出されています。
なので、この「EFDELTA」も世界が認める革新的なポータブル電源ということで間違いないでしょう。
容量 | 1260Wh |
定格出力(最大出力) | 1600W(3100W) |
出力ポート | AC100V 6口 シガーソケット 1口 USB-A出力ポート 4口 USB-C出力ポート 2口 |
波形 | 純正弦波 |
重量 | 14kg |
メーカー公式サイト | https://jp.ecoflow.com/ |